自然、そして祈り

本格的な冬の寒さが到来しました。
今月に入って何度も雪が降り、冬支度も整いました。
夜中の最低気温は−10℃まで下がり、日中も氷点下をわずかに超えるほど、凍てつくような寒さです。
クリスマスイルミネーションが街を彩り、教会にゆかりの多い土地柄を実感するのもこの季節です。
明日はクリスマスイヴ、しかし都会の華やかさとは異なり、ここでは普段と変わらぬ静寂が漂います。 

    

話は遡りますがこの秋、作家の下重暁子さんにお願いして、幸運にも旧・エロイーズ・カニングハム邸を見せていただきました。
故・カニングハム邸のことは一昨年もこのブログ記事「エロイーズ・カニングハム」で触れましたが、青少年音楽協会を日本に設立し、クラッシック音楽の普及に努めたアメリカ人女性です(詳しくは下重暁子著「エロイーズ・カニングハムの家」<白水社>を参照下さい)
現在は下重さんご夫妻が所有し、アトリエから愛宕山に向かって300m足らずの古い場所にあるのです。
以前アトリエを建てる土地を探していた際、旧・カニングハム邸のすぐ上の物件を紹介され、この辺りに惹かれたのも偶然でした。 

       

さて邸の中は想像していたよりも簡素で、まるで教会の礼拝堂を思わせる作り、祭壇と十字架が見当たらないのが不思議に思えたほどです。
しかしベランダから見る景色は山合いの風情に溢れ、たくさんの野鳥が訪れるのもうなづけました。
建て物はカニングハムの晩年に吉村順三の設計で建て替えられたものだそうですが、彼女の父親も牧師、この家にも「自然」や「祈り」といった軽井沢暮らしの原点が引き継がれているように思えました。

今年も残りわずか、皆様もどうぞ良い年をお迎え下さい。
   

【2009/12/23 14:32】 日常 | TRACKBACK(-) | COMMENT(0)
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