謹賀新年 2010

今年は雪の中で元旦を迎えました。
10センチは降り積もったでしょうか、リセットして新しい年をスタートするには似つかわしいのかもしれません。
ちなみに昨夜の大晦日は十四夜、月の光で森全体が白く浮かびあがり、夜とは思えない明るさでした。
また付近には動物以外ほとんど誰もいないはずなのに、多くの気配を感じたのも神秘的でした。
古くからこの地に暮らす精霊たちが、新年の幕開けを待ち望んで心躍らせていたようにも思えました。
そして今宵は十五夜、2010年を祝う静かな喜びが、森の中から再び聞こえてきそうです。

さて今年はショパン生誕200年を迎えます。
昨年の秋で10回目を数えたアトリエブルックスのオールショパンコンサートも、2010年は記念すべきものとなります。
出演者も横山幸雄さんやショパンイヤーにふさわしい顔ぶれ、もちろんピアノはショパンの愛したプレイエルのグランドピアノ(2006年製)です。
美術展も随時開催予定、定員50名足らずのギャラリー&サロンに皆様も是非、ショパンとアートを楽しみにいらしてみては如何でしょうか? 

              

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 


【2010/01/01 12:38】 日常 | TRACKBACK(-) | COMMENT(0)
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自然、そして祈り

本格的な冬の寒さが到来しました。
今月に入って何度も雪が降り、冬支度も整いました。
夜中の最低気温は−10℃まで下がり、日中も氷点下をわずかに超えるほど、凍てつくような寒さです。
クリスマスイルミネーションが街を彩り、教会にゆかりの多い土地柄を実感するのもこの季節です。
明日はクリスマスイヴ、しかし都会の華やかさとは異なり、ここでは普段と変わらぬ静寂が漂います。 

    

話は遡りますがこの秋、作家の下重暁子さんにお願いして、幸運にも旧・エロイーズ・カニングハム邸を見せていただきました。
故・カニングハムのことは一昨年もこのブログで触れましたが、青少年音楽協会を日本に設立し、クラッシック音楽の普及に努めたアメリカ人女性です(詳しくは下重暁子著「エロイーズ・カニングハムの家」<白水社>を参照下さい)
現在は下重さんご夫妻が所有し、アトリエから愛宕山に向かって200m足らずの古い場所にあるのです。
以前アトリエを建てる土地を探していた際、旧・カニングハム邸のすぐ上の物件を紹介され、この辺りに惹かれたのも偶然でした。 

       

さて邸の中は想像していたよりも簡素で、まるで教会の礼拝堂を思わせる作り、祭壇と十字架が見当たらないのが不思議に思えたほどです。
しかしベランダから見る景色は山合いの風情に溢れ、たくさんの野鳥が訪れるのもうなづけました。
カニングハムの父親も牧師、建て物は1990年代に吉村順三の設計で建て替えられたものだそうですが、この家にも「自然」や「祈り」といった軽井沢暮らしの原点が引き継がれているように思えました。

今年も残りわずか、皆様もどうぞ良い年をお迎え下さい。
   

【2009/12/23 14:32】 日常 | TRACKBACK(-) | COMMENT(0)
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横山幸雄オールショパンコンサートのご報告

「第10回 軽井沢で楽しむオールショパンプログラム」が11月1日に開催されました。
今回は来年のショパン生誕200年を記念しての特別企画、横山幸雄さんによる作曲年代順別全4回シリーズ*の第1回目となります。
当日は絶好の紅葉日和、大変多くのお客様にお越しいただき、和やかな雰囲気でスタートしました。
演奏に先立ち、「僕はアンティークのプレイエルピアノを複数台所有するほどのプレイエルファン」という、ショパンの気持ちを代弁するような横山さんの挨拶が印象的でした。
第一回目の曲目は主に初期の作品で
第一部
3つのノクターンOp.9 (第1,2,3番)
12の練習曲Op.10 (全曲)
第二部
4つのマズルカOp.24 (第14,15,16,17番)
12の練習曲Op.25 (全曲)
アンコール
ノクターンOp.15の2 (第5番)
マズルカOp.17の2 (第11番) 
以後ティータイムでした。   
 
        

さて冒頭のノクターン第1番のまろやかな音色を聴いた瞬間から、開場は当時のサロンにタイムスリップしたような雰囲気に包まれました。これらノクターンの3曲はいずれもマリー・プレイエル(当時のプレイエル社長婦人)に捧げられたもの、4回シリーズの初っ端を飾るにふさわしい横山さんの粋な演出となりました。
また練習曲の全曲演奏ではショパンの若々しいエネルギーがほとばしり、各曲が明確な個性を放ちながら、作品10全体の完成度を高め合っているように感じました。 第二部の作品25も同様、横山さんの全曲演奏の中で聴く1曲1曲は、一つの曲だけをとり上げる演奏とは異なるスケールの大きさと満足感を得ることが出来ました。 
第二部のマズルカ4曲では、民族的なリズムと高揚感がさりげなく披露され、ショパンの原体験がさらに身近に感じられました。
また練習曲作品25では、曲が進むたびによりいっそう作曲家の世界に浸って行くことが出来ました。特に終盤の「木枯らし」や「大洋」のクライマックスでは、ショパンの魂が横山さんに乗り移ったような迫力を感じました。
今回のオールショパンプログラムは、横山さんの天才的なテクニックと表現力を目の当たりにしたサロンコンサートとなりました。
同時に繊細かつ優美な演奏で最上の心地良さを感じさてくれたのは、横山さんのプレイエルピアノへの親しみと、ショパンに対する深い愛情がそうさせたのだと思いました。 

     
 
アンコールの美しいノクターン第5番を披露した後に最後に弾いたマズルカ第11番、それは切ないほどの小品でしたが、哀調帯びた旋律に向かうピアニストの姿は、まさしくショパンそのものに思えました。
ピアニスト横山幸雄さんと、遠くからもお出でいただいたお客様に心から感謝申し上げます。    

*なお次回は来年5月2日の開催予定、曲目はプレリュード全曲、バラード第1番、スケルツォ第2番、アンダンテスピアナートと華麗なるポロネーズ、幻想即興曲ほかです。皆様のご来場を心からお待ちしております。
 

【2009/11/08 23:13】 コンサート報告 | TRACKBACK(-) | COMMENT(0)
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高柳裕ガラス絵展のご報告

高柳裕ガラス絵展が10月25日〜11月8日まで開催されました。
今回のメインテーマは「星座」、約20点のガラス絵と数点の版画が展示されました。    
ガラス絵とは以前もお伝えしたようにガラスの裏側に絵の具で描き(高柳さんの場合は水彩)、それを反対側から見るものです。ガラスと絵の具の間はほぼ真空になるため、屈折率が低く、鮮やかな色彩と輝きが得られます。
12星座全てを作品化したもののいくつかは、宇宙をイメージした濃いブルーで彩られています。そこに乙女や天秤などのモチーフが描かれ、見る者は夜空に散りばめられた物語を眺めているようです。そうかと思えば濃いピンク色やグリーンで周囲を彩られた作品もあり、さながら宝石箱のようです。
しかし油絵や水彩画とは異なり、どの色彩も深くてビビッド、研ぎ澄まされた刃物のような輝きを放っています。そこに緊張感を生み出し、作品としての効果を高めているのかもしれません。 

  
      
 おとめ座 (2009年 18×12cm)   おひつじ座 (同)
 
また初日にはオープニングが開催され、高柳さんの職場(聖徳大学)の同僚である黒柳伸子さんによるピアノ演奏が披露されました。 曲目はベートーヴェンピアノソナタ第11番と第23番「熱情」でした。 
当日は小雨混じりのお天気でしたが、紅葉シーズンということもあり、多くのお客様にお越しいただきました。もちろんピアノはギャラリー常設のプレイエル、高柳さんの作品説明を交えたトークの後、さっそく演奏が始まりました。
まずはソナタ第11番、軽やかで華やかなメロディーはまるでモーツァルトを思わせるよう、ベートーヴェンが手本にしていたのも頷けました。
またソナタ第23番「熱情」では激しさと力強さが感じられ、大作曲家の特徴がよく表現されていました。
今回はベートーヴェンをプレイエルピアノで弾くという初の試みでしたが、黒柳さんの的確な演奏技術が緩急入り混じった難曲を上手く流れに乗せ、見事に弾ききったという感じでした。
ピアニストの黒柳伸子さんとお越しいただいたお客様に深く感謝申し上げます。 
  
    
     黒柳伸子さん                          うお座 (同)



【2009/11/08 22:42】 絵画展報告 | TRACKBACK(-) | COMMENT(0)
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横山幸雄オールショパンコンサートのお知らせ

軽井沢もすっかり寒くなり、どの家庭や別荘でも暖房を入れるようになりました。時には零度近くまで下がる夜もあり、そんな日は東京の真冬並みの気候です。木々の葉もあちこちで色付き始め、10月下旬からの紅葉シーズンが待ち遠しいのもこの時期です。 
 さてお待ちかね、
11月1日(日)開催の第10回軽井沢で楽しむオールショパンプログラムのお知らせです。 
今回は2010年のショパン生誕200年を記念してあの横山幸雄さんが登場、来年秋にかけて作曲年代順に全四回シリーズの演奏です。
ちなみに第一回目の11月1日は初期の作品が中心、ノクターンなどに加えてエチュードを全曲披露と大変聴き応えのあるプログラムです。
いつものようにピアノはショパンの愛したプレイエル、会場は総定員50名のギャラリー(天井高5.8m)&サロンです。
紅葉の軽井沢で皆さんも是非、横山さんの奏でるショパンの息吹を間近で感じてみませんか? 

    

「軽井沢で楽しむオールショパンプログラム ショパン生誕200年特別企画」
日時 : 2009年11月1日(日) 午後2時開場、3時開演
ピアニスト : 横山幸雄
入場料 : 8千円 お茶・ケーキ付 <定員50名様>
              ティータイムにはピアニストも参加します
曲目 : 3つのノクターン作品9、4つのマズルカ作品24、エチュード
          作品10&25全曲
使用ピアノ : プレイエルグランドピアノP190 (2006年製造)   

横山幸雄・・・1971年東京生まれ。 1990年パリ国立高等音楽院卒業。同年のショパン国際コンクールにおいて歴代日本人として最年少入賞の快挙(1位なしの3位)を達成、以後人気実力ともに音楽界をリードするトップアーティストとして活動を続けている。レパートリーは古典から近現代まで、独奏曲・室内楽・協奏曲すべての分野において圧倒的な幅の広さを誇り、内外の一流オーケストラや著名アーティストとの共演も数多い。またショパンやベートーヴェン、ラヴェルの全曲演奏会など、自ら企画する数々の意欲的な取り組みにより高い評価を確立してきた。現在は、2010年に生誕200年を迎えるショパンシリーズを全国各地で展開している。
 
なお横山さんによる二回目のオールショパンコンサート(全四回シリーズ)は来年5月2日に開催予定、24の前奏曲(全曲)、幻想即興曲、アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ、バラード第1番、スケルツォ第2番、ノクターン遺作を演奏します。



アトリエブルックス 軽井沢ギャラリー
 
長野県軽井沢町旧軽井沢872 
新幹線軽井沢駅北口より2.5Km 聖パウロ教会より徒歩10分
ご予約・お問合せは電話0267-42-1405またはメール
brooks@violet.plala.or.jpまでお待ちしております。  
  
     


【2009/10/01 01:48】 コンサート情報 | TRACKBACK(-) | COMMENT(0)
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